2009-12-25から1日間の記事一覧

『晩秋』であるのに『若葉の色』の青、そして低く垂れるやうに広げに広げた枝の、こまかい葉のしげりに、冬立つまぢかの真昼の日が照り、その光りが葉漏れる、老大樹の若い生命のみづみづしさを、一首に写したのである。「都のすがた―とどめおかまし」より