2!~Sentir

以前はよく通って歩いた球場脇の歩道。当時は野球に興味がなく、例えば選手らしい人がいたとしても、足を止めることはありませんでした。

しかし、何度も立ち止まって見たものがあります。「センティア」・・・封印されたマツダの車です。名前は「Sentir」からきているそうです。はじめの頃のセンティアは特に車体の後ろの方のラインがとても美しくて、心を震わせる美術品のようでした。
車には乗らない私にさえ、他のどの車とも違って心に残っています。何色であったかは忘れましたが、その車がよく球場近くに駐車されていて、立ち止まっては遠目に眺めていました。背景が球場のセンティア。

車体のラインは能面からヒントを得たという番組があったような・・・定かではありませんが。しかしこの車については色々なことを聞き、数奇な運命を辿ったように感じられます。もう作られることはない・・・どこまでが本当かはわかりませんが、マツダが苦しんできたことと何か関係あるのでしょうか。

特に濃紺のセンティアは宝石のサファイアのイメージ。印象深く、記憶に残っています。