異邦人

二酸化炭素排出量の少なさという点では、電車の方が車より勝っているという見方が一般的であるようですが、疑問を持ちました。「同じ技術環境のもとで、同じ人数の人が同じ時間で同じ距離を移動するにあたって、用いる道具によって、使用するエネルギーの量とその副作用に、にそれほど大差があるのだろうか・・・?」

いくつかの鉄道会社のホームページを見ましたが、足元を見つめている会社もありました。列車の運行には駅(ビルも含めて)が欠かせませんし、今日では、コンピューターにも依存している。そのために費やすエネルギーについて自覚がありました。車より優位であるというよりも、運行に付随するエネルギーに目を向け、自戒する姿勢が感じられました。

他にも、大きな公共の乗り物に、数人しか乗らない場合について考えれば、必ずしも優位であるとは言えないという数字も出ていました。

今広島では「マイカー乗るまぁデー」運動が行われていますが、疑問を持ちます。逆に「電車やバスに乗るまぁデー」と運動すれば、不買運動や営業妨害になるのでは?なぜ「歩こうデー」ではないの?

国土交通省・県警までも名前を並べ号令がかかったように「乗るまぁデー」と市民に強いるのは、こわい。背景に何があり、本当の目的はいったい何なのだろう。夜間電光掲示板で電力を使ってまで宣伝する不思議さ。

広島の公共交通機関は車に乗るなと言えるほど、利用客が増えても耐えうる十分な安全とサービスの受け皿が、整っているのでしょうか?利用環境の整わない所へ人を追い込むの安全ではないと思う。

例えば近所のおばあさんは、赤(広島)バスを利用したいと思っても、目的地までの便がなく、交通手段を複数の中から選択できないそうです。

学校で「テレビを見るまぁデー」「携帯持つまぁデー」「パソコン見るまぁデー」を設けて「メディア・リテラシー」の勉強はしないのでしょうか?

 

そして、わかりました。電気使用を勧めるその背景にエネルギー問題が存在していることを。