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モーリス・ベジャールさんのバレエ作品「バレエ・フォー・ライフ」は、ベジャールさん率いる20世紀バレエ団の、中心的な踊り手であったジョルジュ・ドンさんへ捧げる追悼の意味が込められているとか。踊りの中に身を投じた人生で、45歳の若さで亡くなったそうです。

この作品にはモーツァルトの曲をはさんで、イギリスのロックバンドクイーン(Queen)の曲が多く使用されていますが、ドンと同じようにクイーンのフレディ・マーキュリーモーツァルトも音楽の中に身を投じ、本物といえる作品を残して若くして亡くなっており、ジョルジュ・ドンにとどまらず、芸術に殉じた人々へ広く捧げられたものです。


またそれは、ベジャール自身の芸術やバレエに対する愛情や信念から生まれたものであり、死者に捧げられたものでありながら、鮮烈に「生」を感じさせ、生きる者を強く後押ししているように思いました。

モーリス・ベジャールさんのバレエの形は現代バレエでありながら、基本にクラシックバレエがあり、既製の形を破ることで、クラシックバレエへ回帰していて、ベジャールさん自身もバレエに身を投じた人です。クラシックバレエと会話している、そういう形です。

そして、その一筋の道が世界に対する祈りに通じています。

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