御守り

以前、ヘリコプターが原因で交通事故に遭いました。

ヘリコプターはとても低く飛ぶことができます。

自転車に乗っている時、ヘリコプターがすぐ頭の上を低く飛んで来たことがあります。進行方向がずっと同じため、とても怖くなりました。

そのため、ヘリコプターが飛行するコースから外れようと思って、いつもは通らない住宅街の細い道に入りました。

そして、上空を気にしながら、細い道を抜けた四つ角に出たところで、車と接触しました。
自転車ごと車に乗り上げた後、人家の塀に当たって道に投げ出されました。頭で車のフロントガラスが割れ、穴が空いていて、頭から血が出ていました。

同時に、いつも持っているお守りが鞄から飛び出していて、「守られた!」と感じました。

病院の先生は、「よく無事だったね、瞬間的に頭にはトン(t)の重さがかかっていたよ。」とおっしゃいました。

脇見運転や脇見横断は危険だと思いますが、頭上にヘリコプターが飛来してくると、地上にいる側は、脇見状態にならざるを得ません。しかも大きな音で低く飛行されると、一種のパニック状態になります。

そういう経験をしましたので、飛行場を管理する側には、ヘリコプターの飛行に際しては、飛行者や飛行するルートや時間を事前にホームページで公開してほしいとお願いしました。

また、警察署と消防署で、公の機関のヘリコプターの色の特徴などを教えていただきました。

それ以来、宇宙も含めて空の安全は地上の安全に深くかかわっていると思い続けています。

空や宇宙は自由とイコールではないと思いました。人が参加するにもかかわらず、無法状態という盲点があるというのは、空においては文化が機能していないということだと思いました。