昭和20年9月17日の枕崎台風の被害は約3,000人で、そのうち約2,000人が被爆直後の広島県民ということです。広島の被害の割合が大きい原因は、原子爆弾の破壊により、天気予報の情報を伝える通信手段が断たれたためであるということです。

しかし、この台風は実験として原爆投下に関わった人にとっては、誤算ではなかったかと推測し、記事を探してみました。実験結果を書換えるものではなかったかと。

すると、枕崎台風は長崎にも被害をもたらしており、台風通過を境に、放射能の影響力が変わってきたという記録があることがわかりました。

ふと、「清めの雨」という言葉が思い浮かび、調べてみました。
「伊勢清めの雨」とは、伊勢神宮で太陰歴9月17日に行われていた「神嘗祭」のあとを清める、9月18日の雨であるということでした。

被爆後の枕崎台風の風雨は、たくさんの犠牲者を出しただけでなく、多少でも、放射能を洗い流す作用をしたのであれば、人間には限界が必ずあり、自然の力には逆らうことができないと思いました。

また、そう思うことの方が、自然とつながっている人間の命や力を信じることにつながり、本当の進化の時代の扉を開けることではないかと思いました。