祝!神さまの名前

今年は「カミッテル」という言葉が賑わって、神さまも、プロ野球リオデジャネイロへと、いろいろ大忙しだなと振り返りました。

カープに帯同する神さまってどんな名前かなと考えていると、二柱の神様が舞い降りていらっしゃいました。

一柱目は「サンバイノミコト」。

その働きは、試合に出る人数は限られるにしても、一軍から三軍まで全員の実力と強い気持ちを束ね集めて、一試合ごとに映し出して勝負する。「一軍が3倍」「一軍が三つ並び」のスタンスであります。「三本の矢」にも通じておるわけです。

人知れない地道な努力が大好きで、誰も見てなくても、ちゃんと見ていて、積み重ねに応じて「センバイマンバイノミコト」に、また、最大のピンチには、「カエル」の被り物をさっとお被りになって、「ヨミガエルサンバイノミコト」に変身されます。「よみがえれば、人生に負けなし」と。

そのお姿は、インコやオウムに似て、天に舞います。

羽は白、赤い丸の頬、頭には3本の毛を立てています。勝つと、羽が神々しく金メダル色に「ぱぁーっ」と3倍輝き、感謝を振りまきます。負けても、頬が日の丸のように「ぱぱぁーっ」と3倍紅潮するとともに、勇気と元気で、胸の羽がこの上なく膨らみます。勝っても、負けた時も「ぱぱぱのぱぁーっ」とそれ、サンバイ

一緒に「ぱぁーっ」と唱えてみると、不思議と歩むべきひとすじの道が開けてくるのです。

二柱目は「ダケノミコト」。

その働きは、「カープダケ」「カープダケ」と、主に応援に力を貸して下さり、市井の人の命を喜ばせてくださいます。「人の命を喜ばせる」とは、たとえ大臣であっても、社長であっても、なかなかできることではありません。

そのお姿は、きのこに似て、地につなぎます。

時々、観客席において、ホームゲームでは白に赤水玉、遠征先では赤に白水玉模様の、きのこの傘が開いたり閉じたりし、スクワット応援している幻のようなお姿を見ることがあるかもしれませんが、幻ではないことをお伝えしておきます。

一緒に「カープダケ」と唱えてみると、いつの間にか集中力と自分を信じる力がついていることに気づくでしょう。

どちらも、お住まいは選手と一緒。スタジアムベンチ後方に浮かび上がっていることもあります。

カープの神さま、優勝、ありがとう。