公演に行こう!

行こう!って言ったて、実は行かない・行けないお話。
7月の英国ロイヤル・バレエの広告パンフレットを入手した。
とっても行きたい。でもお財布のこと考えると、行けない。

アリーナ・コジョカル、観たい。
シルヴィ・ギエム、何があっても観たい。
・・・押さえきれない飢餓感せいか、
パンフレットの小さな写真が私に語りかけてくるのです。
目を離せなくなってしまう1枚に出会います。

そういう場合、必ずしもお気に入りのダンサー
ではないのが、不思議です。

今回は、シンデレラのリャ―ン・ベンジャミン。
王子役のサモドゥーロフも全然知らないけれど、
この写真、ふたりの笑顔がとてもすてきだ。
何が起こっているか、ストーリーが伝わってくる。

時計の音と曲が重なる前、
時計と運命の足音が共鳴していくような、
シンデレラの曲まで蘇るように聴こえる気がしてくる。

0時前の舞踏会の音楽は本当に感動的。
実はシンデレラが家事で荒れた手ではなく、
細長く綺麗な指先で、
幼さの残らないおとなの女性の横顔で、
白いドレスの裾を、
運命に負けないくらい力強く翻しながら、
ラストダンスを踊ってる。
そんな情景がありありと目に浮かびます。
(実際にはチュチュの短い裾は、翻ってはいないと思いますが)

早速、枕もとに貼りました。
おやすみ、リャ―ン…。

たまに、お財布事情とは別に、
公演に行かないことがあります。
主催や協賛会社の性質に、
アレルギー反応起きるとき。