綿の花

こんな暑いときに座布団に・・所謂・・はまってしまいました。そんな夏でした。

2回も買いにいって、お店の人に抑えきれない気持ちを吐露したら、「どうぞ、はまってください。」といわれたり・・

きっかけは、夏向けに敷いたベトナムのイグサのマット。ひんやりして草の中にいる雰囲気がいいけれど、ずっと座っていると、ちょっと、肌に跡形がついてしまうくらい凸凹があります。
そこが、ベトナムの風景が見えるようで、いいけれど・・・木綿のような手触りもほしいなと思っていたところ、通りがかりに今までは興味なかった座布団が飛び込んできました。ショッピング街でもなく、昔ながらの小さなお店で、普通だったら気づかないはず・・・

普通の座布団はもう少し大きくて正方形ではないそうです。でも、私を呼んだのは、45cm×45cmのもの。キュートな大きさに惚れ惚れ・・・

クッションと同じくらいの大きさでも、膨らみや弾力の感じがクッションとは違います。1,000円で、「端切れを使っていて、上等の綿は使えないけれど、2番目くらいのもの使ってます。」ということでした。

もうふたつ買って、クッションカバーで包んで、枕風にならべてみると、頭や肩まで、優しく包んでくれるような波長が出てるような出てないようなかすかなところが魅力の、確かな力。

白い綿の実?は何度か見たことがあります。あらためて思えば、座布団の中は綿という実りの野生がいっぱい。日本の畳もよく考えれば、草。

気がつかなかったけれど、昔からの日本の暮らしには、自然が素直な形でたくさんあったんだなと、ありがたーい気持ちになりました。

座布団も30cm×30cmもあればいいのにな、丸い形はどうかな?とあれこれ・・・

日本のイグサのカーッぺットもいろんな大きさや形にして、例えばリバティプリントのような花柄やきれいな色の布で縁取ったりすれば、時には気分が変わっていいのにね、と・・・