駱駝の作法

以前たまたま通りがかったお昼のテレビ番組で、とてもかわいいラクダの顔の写真が大きく映っていました。睫毛があって大きくて優しそうな目をしているなと思って暫く見ていると、どうもラクダのミスコンテストのお話でした。愛知博での各国の展示館の紹介シリーズで、その時は中近東のどこかの国の紹介だったと思います。

ラクダの美人コンテストがあるのだそうです。(今の日本でいうとミスコンという変な訳になっていて、本当はもっと重々しい審査なのかもしれませんが・・・)で、その美しさにおいて重要なのは「目鼻口の並びや形かな?」と思って釘付けになっていると、答えは「振る舞いが重要。」だそうです。

思わず「へぇーっ!!」と深く感心していました。思わず「駱駝の振る舞い」と反芻してしまいました。

そして真剣な表情で、「伝統を守ってゆく。」ということでした。「泣かせるね・・・。」と、腕で涙を拭いたくなりました。日本以外のアジアの人達には、今の日本にはない本気をいろいろな場面で感じることがあります。

私は華やかで豊かなお祭りごとが大好き。二度と滅びない原理原則をもって今一度、四大文明が一斉に花開くのをみてみたいです。黄河の水源が立ち直ってほしいです。中国独自の方法で。