ブルーへイズ

地球は、森林などのブルーヘイズに対して、工場地帯や砂漠などはブラウンヘイズになっているそうです。

神山さんの「植物の不思議な力」は
   青い地球をもっと青くし、工場地帯や砂漠地帯からの
   褐色のもやを一掃していく人類の課題
ということばで結ばれていました。

「森の不思議」(神山恵三著/岩波新書)は
  森林と人間との第ニ段階の調和の時代がやってくることを信じ、
 (人類の)母体の偉大な力が
 もっと広く深く解明されていくことを期待したい。

ということばで結ばれていました。

長い目で見れば、国の興亡を木の数が暗示しているらしいのです。

時は金なり、木もまた金なり・・・ということでしょうか。

神山さんの本によると、レオナルド・ダ・ビンチは描写法に空気遠近法で、ブルーへイズを用いたそうです。モナリザの背景もその青い靄が描かれているそうです。

  そういえば、ロマンチックバレエといわれる、「ラ・シルフィード」や「ジゼル」の舞台は森の
  青い靄の中。他にも古典で、「白鳥の湖」もそう。

  ロマンチックバレエは“第二段階の調和の時代”に合っているかもしれないと、強引に結び
  つけてみたり・・それに特にクラシックバレエの基本の形は調和やバランスがとれています
  ものね。

ちょっと古い本なので、今となっては、ブルーへイズなんてと吐き捨てるように時代遅れ風に扱う、目先の経済至上主義の人もいるかもしれないけれど、気にしない、気にしない。