自然

地球の呼吸

社会経済の発展は、リスクや矛盾、あちらが立てばこちらが立たず、必ず対立や犠牲を含むものだと思っていました。でも、それが発生しない考え方があることに気づきました。地球が一つの生命体で、そこから法則が送り出されているという前提を持つことです。…

summer grass style

原子爆弾により実際に被爆された方にとっては、当時の地獄のような焼土や亡骸の様子がどうしても中心を占めると思います。しかし、そこにもし、夏草の一本が芽吹いたのであれば、次世代の私たちは、その瞬間の景色をも思い描いてみたいです。どのように芽を…

おうい雲よ いういうと 馬鹿にのんきさうぢやないか どこまでゆくんだ ずつと 磐城平 の方までゆくんか山村 暮鳥の有名な詩ですが、他にも「雲」の題名で、 山丘の上で としよりと こどもと うつとりと雲を ながめてゐるというのがあるそうです。雲は色や形…

『晩秋』であるのに『若葉の色』の青、そして低く垂れるやうに広げに広げた枝の、こまかい葉のしげりに、冬立つまぢかの真昼の日が照り、その光りが葉漏れる、老大樹の若い生命のみづみづしさを、一首に写したのである。「都のすがた―とどめおかまし」より

山の秋

今年は柿の豊年で山の秋が美しい。 掌の小説 「有難う」

森の法則

森の法則について 「・・・ヘビのように、まきついている ツル族もいない みんなのびのび楽しそうだ ところを得て生きている 誰もなまけていない そこには美もあり 愛もある」 「詩集 どろ亀さん」 高橋 延清 緑の文明社

天女の舞

1月、ちょっと不思議な体験をしました。その日の天気は快晴、穏やかな日でした。屋外でふたりがかりで、大きな布を畳んでいた時のことです。長さが10メートル以上あり、なかなきれいにたためず悪戦苦闘。 幅は1メートルくらいでしたのでそのまま両手で広…

ブルーへイズ

地球は、森林などのブルーヘイズに対して、工場地帯や砂漠などはブラウンヘイズになっているそうです。 神山さんの「植物の不思議な力」は 青い地球をもっと青くし、工場地帯や砂漠地帯からの 褐色のもやを一掃していく人類の課題ということばで結ばれていま…

砂漠の精

以前何か調べものをしていて購入したあと、殆ど読んでいなかった、「植物の不思議な力=フィトンチッド」(神山恵三・B・P・トーキン著/講談社)を開いてみました。専門的で難しそうだなと眺めていると、別所梅之助さんの「香料を採るアラビア人」の挿絵が絵…

森の神

夏だから涼しげな睡蓮♪・・という単純な動機から、メソポタミアに迷いこんでしまいました。イシュタルの門から出てきた意外なお話にびっくりして、やっと、立ち直ったかと思うと・・・今度は「ギルガメッシュ神話」で腰が抜けそうになりました。「い、いった…

シルクロード

チグリス川にもユーフラテス川にも今は睡蓮というロマンチックな話ではなく、戦死された方がそのまま川に落とされることもあるそうです。 ところで、「睡蓮」のファンになってしまって、いつもの軽々しい気持ちで「睡蓮」と「メソポタミア」はどうなってるの…