最近の私のバイブル…座右の本はというと…「花さかじいさん」です。小さい絵本を買って、いつも机の上に置いています。

読む度に、心臓のあたりがすっきりするので、よく読みます。

「かいせつ」によると、このおはなしの隠れた主人公は犬のポチだそうです。不思議な力を授けられた神の使いとして、優しい心を持つおじいさんに幸福をもたらし続けるのだそうです。

ちょうど部屋には、年末に、ある店長さんからいただいたカレンダーの弥生と卯月の絵は、「花さかじじい」となっています。

  ♪うらのはたけで ぽちがなく
  ♪しょうじきじいさん ほったれば
  ♪大判小判が ざくざくざくざく

とういう歌が書いてあります。

春の花といえば、桜ですが、

  たかどのの 窓てふ窓を 開けさせて
  四方の桜の さかりをぞ見る       * 明治天皇 *
  

   を絶唱と思っている。

と、入江相政さんのエッセイに書いてありました。

桜の木にまつわる話は様々だけれど、この桜の印象は本当に華やかで、明るく、強く、正しい感じがします。偏らず広く、心が解き放たれて、インターナショナルな花っていう感じ。

満開の桜を上の方から四方から。
花さかじいさんが木の上から見る桜も、きっとこんな風だったのでしょうね。