心得

素人の趣味ですが、ダンスや劇で、舞台に出る機会に恵まれることがあります。学生の頃演劇部に所属していたこともあり、また、今でも観る側としても舞台や劇場空間が好きです。

趣味であれば楽しむことが主で、ストレスからから解放されるはずなのに、舞台に対するこだわりや思い入れのようなものが強くて、楽しい気持ちだけでは過ごせず、苦しむことがあります。
舞台づくりの過程で、作り手や演じ手の中で、大小様々な疑問や葛藤が生じて先へ進めず放り出したくなることもあります。

ある時、そのような苦しみや迷いから私を救ってくれることばをみつけました。

「自惚れは卑しい」

「自惚れは卑しい」と何度も繰り返すと、気持ちがとても楽になりました。私が感じた苦しみや迷いは実力が伴わない自惚れが原因だったかのように、私を重く締め付けていた鎖が解けていくような気がしました。

そのことばは「踊る心」(
http://n-caerulea.blog.ocn.ne.jp/lotus/cat1139463/index.html)でも書きましたが、『無手の法悦』(大石順教著/春秋社)の中のことばです。以前図書館で借りて読み、印象に残った部分をコピーして持っていました。