芽生え

バレエ振付家、フォーサイスに何かあったことは、噂程度に知っていました。雑誌の記事によると、バレエを経済ゲームの切り札に使われそうになったとか。

芸術家は時代のタイミングによれば、居場所を失ってしまうのはわかっているけれど、未だにどこの国でもそうなんだと思いました。(でもフォーサイスが口を塞がれたりしないで、そんな風にことばにできる分だけ、まだ救われているのかもしれない。)

社会の仕組みの生命線が使命感に満ちているような初々しい時代になれば、芸術家は苦しまなくてもいいのかな。

過去の芸術家たちの自ら選んだ死を、新しい時代になっても無駄にはしたくないです。ゴッホの耳を切った「自画像」を心の中に飾りました。