ラテン語

日曜日、遅い昼食が間延びした感じ。自分で自分に白けて、気分転換にテレビでもつけてみました。百歳のおじいちゃまが、現役の続きで今なお研究に没頭中のようでした。記述するペン先が映し出されたのですが、とても若々しい勢いがありました。縦横無尽、自由自在に精神の泉から湧き出ているような横文字でした。使用する言語はラテン語とドイツ語だそうです。
ラテン語!!
どんなことばだか知らないけれど・・・とても懐かしい感じがする響き・・・ラテン語

外国語のことでは、思い出す映像のシーンがあります。モーリス・ベジャールのドキュメンタリーで、確かベジャールソビエトにいる場面でナレーションが流れるのですが、ベジャール母国のフランス以外の外国に出かけても滞在しているうちに、その国の言葉を体得してしまうというような内容だったと思います。(曖昧な記憶なのであまり信用しないで・・)

また、それと関連して、ベジャールのインタヴューを思い出します。

 ヨーロッパは二千年前、オリエント、ローマ、ゲルマン
 と呼ばれていました。
 そして皇帝は、北部ドイツ、ローマ、そしてパレルモ
 住んでいました。
    (略)
 フランスとイギリスというのは、今の北と南のラインから
 はずれるんですね。

 ※「コレオグラファーは語る」ダンスマガジン編/新書館

かつてはフランスもイギリスも知識人ラインからは外れていたということでしょうか。ベジャールはフランス人でありながら、ファッション性の追及に陥りやすい傾向があるのではないかという点では異邦人だったようです。